【Adobe Premiere Proの使い方】Premiere Proだけでホログラムを作る方法
どうも、宇野です。
この動画では、After Effectsを使わずにPremiere Proだけでホログラムを作る方法について解説します。
本来は、After Effectsを使って作るホログラムですが、After Effectsの操作に慣れていない方にとっては数時間かかってしまう大変な作業です。
しかし、簡易的なモノであればPremiere Proだけで作ることができます。
ホログラムをサクッと作ることができるようになれば、動画編集の幅が広がりますので、是非チャレンジしてみてください。
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それでは、Premiere Proだけでホログラムを作る方法について解説していきます。
【Adobe Premiere Proの使い方】
Premiere Proだけでホログラムを作る方法
(YouTube)
Step1:2つの映像を準備
まずは、2つの映像を準備しましょう。
1つは、ホログラムを出しているイメージの映像です。
ポイントは、目線です。
ホログラムを出した位置をイメージして、そこを見るようにします。
また、スワイプのシーンを入れておけば、より本物っぽくなると思います。
2つ目の映像は、ホログラムにする映像です。
これは、スマホでも他の映像でも何でも良いです。
今回は、2回下から上にスワイプしているシーンを入れているので、スマホの画面を2回スワイプさせて、画面が動いているシーンを撮っておきます。
動画を組み合わせる場合は、トランジションを適用させることでスワイプを演出した映像にできます。
Step2:印をつける
2つの映像を準備できたら演技をしている映像にマーカーで印をつけていきます。
まずは、スマホをタップしようと指が触れる直前部分にキーボードのMを押しマーカーで印をつけます。
そして、スマホをタップしてホログラムが出る瞬間に印をつけます。
次に、1回目のスワイプをする瞬間に印をつけます。
2回目のスワイプをする瞬間にも印をつけます。
タップをして決定をするシーンにも印をつけます。
Step3:クロップを適用
次にスマホの画面を収録した映像をビデオトラックの2に配置します。
iPhoneの画面を録画すると上に録画中と表示されるので、このような余計な部分を切っていきます。
タブをエフェクトにして検索窓に「クロップ」と入力します。
表示されるクロップをスマホの画面を収録したクリップにドラッグ&ドロップで適用させます。
このクリップを選択した状態でタブをエフェクトコントロールにして、クロップの項目の上の数値を調整して余計な部分を切って見えなくします。
Step4:カラーバランスRGBを適用
次に、スマホの画面を収録した映像をホログラムっぽいカラーにしていきます。
エフェクトの検索窓に「カラーバランス」と入力します。
すると、カラーバランス(RGB)と表示されるので、スマホの画面を収録したクリップにドラッグ&ドロップで適用させます。
エフェクトコントロールのカラーバランス(RGB)の項目の赤、緑、青を調整していきます。
ホログラムっぽく青緑にしていきたいので、赤を0にします。
緑を60にして青を100のままにします。
ここの数値はお好みで良いと思います。
Step5:波形ワープを適用
次にスマホの画面を収録した映像がはっきりし過ぎているので、少し歪ませてホログラムに近づけていきます。
エフェクトの検索窓に「波形」と入力します。
すると、波形ワープと表示されるので、スマホの画面を収録したクリップにドラッグ&ドロップで適用させます。
このままだと歪み過ぎているので調整していきます。
エフェクトコントロールの波形ワープの項目の「波形の高さ」を4にして「波形の波」を3にします。
今は縦の波になっているので「方向」の数値を0にします。
すると、歪みが横になり、強さも抑えられました。
ここもお好みの数値で調整してください。
Step6:コーナーピンを適用
次にスマホの画面を収録した映像を立体的にして、よりホログラムに近づけていきます。
エフェクトの検索窓に「コーナーピン」と入力します。
すると、コーナーピンと表示されるので、スマホの画面を収録したクリップにドラッグ&ドロップで適用させます。
まずは、エフェクトコントロールの位置でスマホの画面を収録した映像を目線の位置に合わせます。
そして、スケールで大まかにサイズを調整します。
次にコーナーピンの項目をクリックします。
すると、プレビューモニターのスマホの画面を収録した映像の4つ角に丸い印が入りますので、これをドラッグして角度を調整していきます。
立体的になったら、再度、位置とスケールでホログラムの場所とサイズを調整します。
Step7:アルファグローを適用
次にスマホの画面を収録した映像の縁を光らせ、よりホログラムに近づけていきます。
エフェクトの検索窓に「アルファグロー」と入力します。
すると、アルファグローと表示されるので、スマホの画面を収録したクリップにドラッグ&ドロップで適用させます。
エフェクトコントロールのアルファグローの項目の「開始色」をブルー系のカラーにしていきます。
すると、このように縁が光っているような効果が追加されました。
グローの数値と明るさをお好みで調整します。
すると、このように少しぼやけた光になりました。
Step8:不透明度を調整
次にスマホの画面を収録した映像がはっきりし過ぎているので、少し薄くしてよりホログラムに近づけていきます。
エフェクトコントロールの不透明度を75%にします。
これで映像が薄くなりホログラム感が出ました。
Step9:動きを合わせる
ホログラムの準備ができたので、あとは動きに合わせていきます。
まずは、スマホをタップしようと指が触れる直前部分に打った印の位置にホログラムのクリップの先頭を合わせます。
そして、スマホをタップしてホログラムが出る瞬間に編集ラインを合わせます。
ホログラムのクリップを選択して、エフェクトコントロールの位置とスケールの左にあるストップウォッチのアイコンをクリックしてキーフレームを打ちます。
スマホをタップしたら、ホログラムが出てくるようにしたいので、編集ラインを左端に移動させて、位置をクリックして選択します。
プレビューモニターのホログラムをドラッグしてスマホに重ねます。
そして、スケールの数値を0にします。
左端に打ったキーフレームをスマホをタップしてホログラムが出る瞬間に移動させ、スマホをタップしたらホログラムが出てくるように調整します。
すると、このようにスマホから出てくる演出になります。
ここまでできたら、右カーソルを2回押し、2フレーム進みレーザーツールでカットします。
次に、1回目のスワイプをする瞬間に映像を合わせていきます。
ホログラムの映像がスワイプさせる瞬間に編集ラインを合わせます。
そして、レーザーツールでカットします。
このクリップの先頭を1回目のスワイプをする瞬間に打った印に合わせます。
ここにギャップができてしまっている場合は、リップルツールを長押ししてレート調整ツールを選択します。
そして、前のクリップをトリミングします。
こうすると、前のクリップがスローになります。
このクリップは、動きがない静止したクリップなので、スローにしても問題ありません。
ギャップがなくオーバーしている場合は、クリップを重ねてしまって大丈夫です。
ここまでできたら、スワイプが止まり停止した場所でカットします。
次に2回目のスワイプをする瞬間に映像を合わせていきます。
ホログラムの映像がスワイプさせる瞬間に編集ラインを合わせレーザーツールでカットします。
このクリップの先頭を2回目のスワイプをする瞬間に打った印に合わせます。
先ほどと同じように前のクリップを調整します。
そして、スワイプが止まり停止した場所でカットします。
次にタップをして決定をするシーンに映像を合わせます。
ホログラムの映像が決定させる瞬間に編集ラインを合わせレーザーツールでカットします。
このクリップの先頭をタップをして決定をするシーンに打った印に合わせます。
先ほどと同じように前のクリップを調整します。
これで2つの映像のタイミングが合いました。
Step10:効果音
最後にスワイプした部分に効果音を加えます。
映像にしっかり合わせて音量を調整すれば完成です。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、After Effectsを使わずにPremiere Proだけでホログラムを作る方法について解説しました。
After Effectsで作るよりも簡易的なホログラムではありますが、Premiere Proだけでも作ることができます。
簡易的なホログラムでも作れるようになっておけば、動画編集の幅が広がりますので、是非チャレンジしてみてください。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは、また次回お会いしましょう。
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