【動画撮影初心者向け】基本的な6つのカメラワークと練習方法

YouTube, 動画撮影

こんにちは、宇野です。

この動画では、動画撮影初心者向けにカメラワークについて解説します。

この動画を見ることによって、動画撮影を始めたばかりの方でも複数のカメラワークを活用したお洒落で格好良い映像を撮ることができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

本題に入る前にお知らせがあります。

この度、ナツメ社さんよりはじめて動画を編集してみたい!という人に向けたPremiere Proの解説書「Premiere Pro 構成から効果まで 魔法のレシピ」という本を出版させていただきました。

全国書店やAmazonで購入できますので、動画編集に興味のある方はぜひお買い求め頂ければと思います。

また、動画撮影の基礎知識と基礎スキルが身に付く「体験型動画撮影ワークショップ」を月2回のペースで都内で開催していきます。

お洒落なVlogを作りたい!など動画撮影に興味のある方は「体験型動画撮影ワークショップ」をご覧ください。

それでは、動画のカメラワークについて解説していきます。

【動画撮影初心者向け】基本的な6つのカメラワーク
YouTube

カメラワークとは

まず、カメラワークとは何なのか?ということから始めていきます。

簡単に言うと、カメラワークとは被写体をどのような動きで撮るのかという撮影技法のことです。

同じ映像でも異なるカメラワークで撮影すれば、表現方法が変わりメッセージの伝わり方も変わります。

また、編集でトランジションを強引に適用させることなく、スムーズに場面転換をすることも可能になります。

基本的なカメラワーク

ここでは僕がポートレートムービーやVlogで頻繁に活用する基本的なカメラワークを5つご紹介します。

1:FIX フィックス

カメラを固定した状態で動かさない撮影方法を「fix(フィックス)」と言います。

インタビュー動画やセミナー動画などによく使われます。

安定した映像を撮ることができますが、カメラが動かないので被写体が動いていないと静止画と変わらない変化のないつまらない映像になってしまいます。

固定しての撮影なので、意図しない手ブレは避けるように注意しましょう。

三脚を使うのが一般的ですが、手持ちで撮影すると細かい若干の手ブレが入り臨場感を出したいVlogに活用できる演出になります。

2:PAN パン

カメラを左から右、右から左に振る撮影技法を「pan(パン)」と言います。

横に並べられたモノを徐々に映したい時やシーンを切り替える時に使われるカメラワークです。

ちなみに、左から右にカメラを振ることをパンと呼び、右から左にカメラを振ることを逆パンと呼びます。

フィックスよりも流れを演出できるので、臨場感を出し魅力的に見せることができるのもパン撮影の特徴です。

3:TILT ティルト

カメラを下から上、上から下に振る撮影技法を「tilt(ティルト)」と言います。パンの上下の動きです。

縦長のモノ、大きなビルや木などを徐々に映し大きさを強調したい時などに効果的なカメラワークです。

また、パンと同様にシーンの切り替えに使い易いカメラワークでもあります。

下から上に振ることをティルトアップ、上から下へ振ることをティルトダウンと言います。

4:DOLLY ドリー

撮影者が被写体に近づいたり遠ざかる撮影技法を「dolly(ドリー)」と言います。

被写体に近づくことをドリーイン、遠ざかることをドリーアウトと言います。

ズームレンズを使って撮影者は動かずにズームイン、ズームアウトに似ていますが、ズームとは違い撮影者が実際に近づいたり遠のいたりします。

ズームは機械的な印象になりますが、ドリーは臨場感を出すことができるカメラワークです。

ポートレートやVlogは臨場感を出すことが大切になってくるので、僕は基本的にズームを使わず、移動できる範囲はドリーで撮影するようにしています。

5:TRACK トラック

移動する被写体と一緒に撮影者も移動をする撮影技法を「track(トラック)」と言います。

被写体と並走して撮影したり、被写体の後ろから追いかけるように撮影したり、被写体の前から撮影したりすることで、臨場感を出すことができるカメラワークです。

6:CIRCLE サークル

被写体を軸に回る撮影技法を「circle(サークル)」と言います。

被写体を軸にしてコンパスのように回りながら撮影します。

被写体の周囲の状況などを伝えることができるカメラワークです。

「dolly(ドリー)」「track(トラック)」「circle(サークル)」は撮影者が動きながら撮影するので、より臨場感を出すことができるカメラワークです。

しかし、手持ちで撮影すると大きな手ブレが入りやすいカメラワークですので、練習をしてぜひ取り入れてみてください。

練習方法

次に動きながらでも安定した映像を撮るための練習方法をご紹介します。

合わせてこちらの動画【動画撮影初心者向け】動画の構図について サイズ・スペース・位置の決め方をご覧ください。

Step1:グリッド表示させる

カメラの設定でグリッドをモニターに表示させます。

すると、モニターに縦に2本、横に2本の線が入ります。

この線を目安に動画を撮影します。

Step2:前後に動く

まずは、被写体を中央に配置します。

そして、被写体が止まっている状態で自分自身が前後に動きます。

この時、常に被写体が中央に配置されることを意識します。右の縦線や左の縦線に被写体が重ならないように前後に動きます。

慣れてきたら、前後に移動するスピードを上げていきます。

手ブレをしないように意識して撮影しましょう。

Step3:円を描くように動く

前後の動きに慣れてきたら、被写体の周りを回転して撮影します。

この時も常に被写体が中央に配置されることを意識します。右の縦線や左の縦線に被写体が重ならないように被写体を軸にコンパスのように回ります。

遅くなったり早くなったりしないように一定のスピードで回るようにします。

また、被写体の一部分が切れてしまったり、ウエストショットだったのがフルフィギアになったりしないようにサイズ感が変わらないように注意しましょう。

Step4:後ろから追いながら撮影する

次に被写体に歩いてもらい、それを後ろから追いかけるように撮影します。

この時も常に被写体が中央に配置されることを意識します。右の縦線や左の縦線に被写体が重ならないようにして、被写体の一部分が切れてしまったり、サイズ感が変わらないように注意します。

Step5:前から後ろ歩きで撮影する

次に歩く被写体の前に立ち後ろに下がりながら撮影します。

後ろ歩きでの撮影は十分に気をつけて撮影してください。広く段差がないような公園のような場所で人とぶつからないように練習しましょう。

常に被写体が中央に配置されることを意識し、右の縦線や左の縦線に重ならないようにして、被写体の一部分が切れてしまったり、サイズ感が変わらないように注意します。

Step6:横から撮影する

次に歩く被写体を横から撮影します。

常に被写体が中央に配置されることを意識し、右の縦線や左の縦線に重ならないようにして、被写体の一部分が切れてしまったり、サイズ感が変わらないように注意します。

最初は被写体の位置やサイズを安定して撮影するのが難しいと思いますが、練習すればするだけ上達します。

また、手っ取り早く手ブレを改善したいのであれば、ジンバルを活用することをおすすめします。

まとめ

この動画では、動画撮影初心者向けにカメラワークについてお話ししました。

安定した映像を撮るのは思っている以上に難しいと思いますが、複数のカメラワークを活用したお洒落で格好良い映像を撮ることができるようになりますので、練習を繰り返してみてください。

このYouTubeチャンネルでは、動画制作初心者向けに動画撮影や動画編集など動画制作に関する情報をお届けしています。

参考になったと思っていただけたら高評価やチャンネル登録していただけると嬉しく思います。

そして、お洒落なVlogを作りたい!など動画撮影に興味のある方は、動画撮影の基礎知識と基礎スキルが身に付く「体験型動画撮影ワークショップ」ご覧ください。

最後までありがとうございます。

それでは、また次回!

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧