【動画撮影基礎】日常をシネマティックにする動画撮影の7つのポイント

動画撮影

こんにちは、宇野です。

今日の動画は、動画撮影の経験がない方でも映画のワンシーンのようなオシャレな動画を撮影するポイントを7つご紹介します。

ここでご紹介する7つのポイントを意識した上で動画を撮影すれば、動画を撮ると何だかダサくなってしまう…と悩んでいる方でも、映画のワンシーンのようなオシャレなVlogを作ることができるようになりますので、ぜひ最後まで見て実際にやっていただきたいと思います。

ここでは撮影に絞ってお伝えし、編集に関してはこちらの動画【動画編集初心者向け】映画のようなお洒落な動画に編集する5つのポイントをご覧ください。

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それでは早速、動画撮影の経験がない方でも映画のワンシーンのようなワンランク上のオシャレな動画を撮影する7つのポイントを解説します。

【動画撮影基礎】日常をシネマティックにする動画撮影の7つのポイント
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Point1:安定した映像を撮る

今回は「自販機で暖かい飲み物を買って飲む」という何てことのない日常の一コマをオシャレにしていきます。

1つ目のポイントは、大きな手ブレがない安定した映像を撮ることです。

大きな手ブレが入ってしまうと、動画を見た人は酔ってしまいます。

三脚にカメラを固定して動かさずに撮影すれば、動画撮影初心者でも簡単に手ブレのない安定した映像を撮影することができますが、全てが固定された映像ばかりでは、お天気カメラのように見応えのないつまらない動画になってしまいます。

せっかく動画を撮影するのですから固定された動画だけではなく、動きのある動画を撮るべきだと思います。

基本姿勢を身につけ撮影する

手持ちで動画を撮影するときの基本姿勢を身につけることで、大きな手ブレがない安定した映像を撮ることができます。

ここでは、大きな手ブレがない安定した映像を撮るための基本姿勢を解説します。

最初にカメラのグリップを右手でしっかり握ります。

左手でカメラ、もしくはレンズを支えます。

この時、脇を軽くしめると良いです。右手の中指、薬指、小指の3本の指でグリップを握ると自然に脇がしまりますので、脇をしめると言ってもガチガチになる必要はありません。体の力を抜いて脇をしめることを意識する程度で大丈夫です。

そして、カメラは体の正面に構えます。

この時、カメラのモニターが見えづらい場合は、モニターの角度を調整するようにします。

次に下半身です。

肩幅くらいに足を開き、軽く膝を曲げます。

これが動画を撮影するときの基本姿勢になります。

そして、撮影するときは腕を動かすのではなく、腰を軸にして体ごと動かします。

例えば、パンをするときは、腕でカメラを振るのではなく、カメラは常に体の正面にしたままで体ごとカメラを振ります。腰を回すのが窮屈の場合は、足を少し前後に構えると回しやすくなります。

水平にスライドさせたい時は、腕でカメラを動かすのではなく、体重移動で撮ります。この時もカメラは常に体の正面です。

上下のスライドも膝を曲げた状態から伸ばす、屈伸の動きで撮ります。

手ブレが入ってしまう原因の1つは、カメラだけを動かして撮影してしまうからです。

カメラは常に正面で、体ごと動かして撮影するようにします。

そして、手ブレが入ってしまうもう1つの原因は「足を動かす」からです。足を上げ地面に着地させると、どうしても振動が入ってしまいますので、動かないで撮れる範囲は足を動かさずに体重移動で撮るようにします。

まずは、この基本を常に意識して撮影するようにします。

最近は、手ぶれ補正機能がついているカメラやレンズが多いので、今後カメラを購入する予定がある方は「手ぶれ補正」があることも条件の1つに加えると良いと思います。

ジンバルを活用する

大きな手ブレがない安定した映像を撮る為に最も簡単で効果的なのがジンバルを使うことです。

ジンバルとは「1つの軸を中心として物体を回転させる回転台」とウィキペディアに書かれていますが、要は「電動スタビライザー」のことです。

ジンバルにカメラを載せて撮影することで、ブレを最大限に抑えた滑らかな映像を撮ることができます。

しかし、ジンバルさえ使えば何をしても手ブレがない映像が撮れるということではありません。

歩くときに発生する上下の振動は、基本的にジンバルでもカバーすることができない為「ジンバル歩き」をして撮影することが大切になってきます。

「ジンバル歩き」とは、膝を伸ばし切らずに中腰でベタ足で歩くことです。

ロボットのアシモのような歩き方です。

ジンバルを使い「ジンバル歩き」をして撮影することで、滑らかな映像を撮ることができます。

Point2:カット数を多くして短い尺で撮影する

動画撮影初心者の多くは、カメラを取り出したらRECボタンを押して最初から最後まで1カットで撮ってしまいがちです。

実は1カットの長尺で撮るのは、すごく高度な撮影技術で映画を撮るような超一流のスキルが必要になります。

ですので、高度な撮影スキルを身につけていない初心者が1カットの長尺で撮ると、ダサい動画になってしまうのは当然のことです。

高度な撮影スキルを身につけていない初心者がオシャレな動画を撮りたいのであれば、できるだけカットの数を多くして短い尺で撮影することが2つ目のポイントになります。

自販機で暖かい飲み物を買って飲むという行動は…

「歩く」「自販機の前に立つ」「財布をポケットやカバンから取り出す」「財布から小銭を出す」「小銭を自販機に入れる」「ボタンを押す」「飲み物が自販機から落ちてくる」「取り出す」「自販機から離れる」「歩く」「座る」「キャップを開ける」「飲む」というように細分化することができます。

このように細かくして1カットずつ短い尺の動画を撮っていきます。

動画撮影初心者がオシャレな動画にする為には「手間をかけることが大切」です

Point3:3パターンの被写体のサイズ

作業工程を細分化したら、構図を決めます。

構図とは、被写体をどの位置からどの大きさでどの角度から撮るのかという構成のことです。

せっかく細分化したのに、同じ位置から同じ大きさ、同じ角度で撮影してしまったら1カット撮りと変わらない絵になってしまいますので、1カット1カット構図を変えて撮影するようにします。

特に意識すべきことは、被写体のサイズです。

「ロングサイズ」「ミディアムサイズ」「アップサイズ」の3パターンのサイズを組み合わせて使うことが映画のワンシーンのようなオシャレなVlogにする3つ目のポイントです。

被写体のサイズは7つのサイズに分けることができ、それを3つのグループに分けます。

簡単に被写体サイズについて説明します。

ロングショット

1つ目は、ロングショットです。被写体よりも背景が多くを占めているサイズです。

フルフィギア

2つ目は、フルフィギアです。被写体の足元から頭までを映したサイズです。

ニーショット

3つ目は、ニーショットです。被写体の膝から頭までを映したサイズです。

ここまでの「ロングショット」「フルフィギア」「ニーショット」の3つのサイズは、被写体だけではなく、どこに居るのかなど背景もわかるサイズです。

これを「ロングサイズ」とします。

ウエストショット

4つ目は、ウエストショットです。被写体の腰から頭までを映したサイズです。

バストショット

5つ目は、バストショットです。被写体の胸から頭までを映したサイズです。

「ウエストショット」と「バストショット」の2つは、先ほどの3つのサイズよりも被写体以外の情報が少ないサイズですが、被写体の動きや表情がわかるサイズです。

この2つのサイズを「ミディアムサイズ」とします。

ショルダーショット

6つ目は、ショルダーショットです。被写体の肩から頭までを映したサイズです。

クローズショット

7つ目は、クローズショットです。被写体の「顔」や「目元」「足元」「指先」など一部分にグッと寄ったサイズです。

この「ショルダーショット」と「クローズショット」の2つのサイズは、被写体以外の情報は全く伝わらないサイズですが、集中して見てもらいたい部分をはっきり伝えることができるサイズです。

これを「アップサイズ」とします。

これら3つのサイズで動画を撮るようにします。

できれば、同じサイズが連続しない方が良いのですが、どうしても同じサイズにしなければならない場合は、位置や角度、カメラワークを変えて撮影するようにします。

そうすることで、同じサイズが多少続いてしまっても違和感なく仕上げることができます。

Point4:複数のカメラワークで撮影する

映画のワンシーンのようなオシャレな動画にする4つ目のポイントはカメラワークです。

カメラワークとは、どのようにカメラを動かして被写体を撮影するのかという撮影技法のことです。

ここでは、基本的なカメラワークを5つご紹介します。

そのまま使っても良いですし、組み合わせて使っても良いと思います。

フィックス

カメラを固定した状態で動かさない撮影方法を「フィクス」と言います。安定した映像を撮ることができますが、カメラが動かないので、被写体が動いていないと静止画と変わらない変化のない「つまらない映像」になってしまいます。

パン

カメラを左から右、右から左に振る撮影技法を「パン」と言います。横に並べられたモノを徐々に映したい時やシーンを切り替える時に使われるカメラワークです。

ティルト

カメラを下から上、上から下に振る撮影技法を「ティルト」と言います。パンの上下の動きです。縦長のモノ、大きなビルや木などを徐々に映し大きさを強調したい時などに効果的なカメラワークです。また、パンと同様にシーンの切り替えに使い易いカメラワークでもあります。

ここまでの「フィックス」「パン」「ティルト」は撮影者は動かずにその場で撮影するカメラワークですので、手持ちでの撮影でも大きなブレがない安定した映像を撮りやすいカメラワークです。

ドリー

撮影者が被写体に近づいたり遠ざかる撮影技法を「ドリー」と言います。被写体に近づくことをドリーイン、遠ざかることをドリーアウトと言います。ズームとは違い、撮影者が実際に近づいたり遠のいたりします。ズームよりも臨場感を出すことができるカメラワークです。

トラック

移動する被写体と一緒に撮影者も移動をする撮影技法を「トラック」と言います。被写体と並走して撮影したり、被写体の後ろから追いかけるように撮影したり、被写体の前から撮影したりすることで、臨場感を出すことができるカメラワークです。

サークル

被写体を軸に回る撮影技法を「サークル」と言います。被写体を軸にしてコンパスのように回りながら撮影します。被写体の周囲の状況などを伝えることができるカメラワークです。

「ドリー」「トラック」「サークル」は撮影者が動きながら撮影するので、手ブレが入りやすいカメラワークですが、より臨場感を出すことができるカメラワークですので、練習をしてぜひ取り入れてみてください。

Point5:良い光がある時間帯に撮影する

5つ目のポイントは、撮影する時間帯です。

屋外で動画を撮影する時は、太陽の光、自然光を活用して映像を撮ることが多くなります。

自然光をうまく取り入れるととてもオシャレな動画になります。

おすすめは、早朝の太陽が昇る30分程前から1時間と、太陽が沈む1時間程前です。

この時間に撮影するとオレンジの光が柔らかく雰囲気を出してくれます。

また、自然光なので、あえて逆光で撮影してもオシャレな映像が撮れたりもします。

反対に天気が良い太陽がガンガン出ている日中に撮影すると、光が硬いというかカチッとした感じになりコントラストが強くなり過ぎてしまいます。

そんな時は、レンズのサングラス的な役割のNDフィルターを使うことで光を抑えることができますので、活用することをおすすめします。

また、日中に撮影するときは、木漏れ日やビルの隙間からの柔らかい光を見つけて撮影することをおすすめします。

Point6:被写界深度の浅い映像を撮影する

6つ目のポイントは被写界深度が浅い映像を撮ることです。

被写界深度とは、ピントを合わせた部分の前後のピントが合っているように見える範囲のことです。

被写界深度が浅い映像とは、簡単に言うと被写体にピントがあっていて背景や手前をぼかした映像のことです。

ぼけ感の強い映像は、映画的でオシャレに見える大きな要因の1つになります。

ボケを作る為には、カメラと被写体、背景の位置関係が影響してくるのですが…

シンプルに、大きなセンサーサイズのカメラに明るいレンズを使うとボケを作ることができます。

ミラーレスカメラは「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」という主に3つのセンサータイプがあります。

「マイクロフォーサーズ」よりも「APS-C」の方がセンサーが大きく「APS-C」よりも「フルサイズ」の方が大きなセンサーになります。

そして、レンズには光の量をコントロールする「絞り」という羽のようなものがあり、これを広げたり、狭めたりして明るさをコントロールします。

絞りの値をF値と呼び、このF値が1.8とか2のように低い値だと光を取り込む量が増え、明るい映像になり、F値が10とか15のように高い値だと、暗い映像になります。

つまり、ボケ感の強い映像を撮るのであれば「フルサイズセンサー搭載のカメラ」で「F値が低いレンズ」を使うのが最適ということです。

しかし、最近はカメラが進化しているので「APS-C」「マイクロフォーサーズ」のセンサーでもF値が低いレンズを使用すれば、しっかりとボケを作ることができます。

これは、APS-Cセンサーのカメラ(SONY α6400)にF1.8のレンズを付けて撮影した映像でF値を2.5にしていますが、しっかりボケを作れています。

カメラやレンズの基礎については、別の動画で詳しく解説します。

Point7:RAWやLOGで撮影する

最後7つ目のポイントは、RAWやLOGで撮影することです。

動画は、色を演出することで全く違う雰囲気にすることができます。

最近のカメラやスマホは、自動で鮮やかなカラーに補正する特徴があるのですが、自分自身でカラーを入れたいときはこの機能が邪魔になります。

例えば、髪の毛にカラーを入れるとき、一度ブリーチをして色を抜いてから色を加えることで好みのカラーにしますよね?

ブリーチをせずに元の色の状態から新たな色を加えたら、思い通りのカラーに仕上がらなくなってしまいます。

動画のカラーもこれに似ています。

カメラで自動的にカラーを入れられてしまうと、後から自分の思うようなカラーにするのが難しくなります。

そこで、カメラで色を入れない設定、RAWやLOGという設定にして撮影をします。

LOGで撮った映像は、霞がかったコントラストが低いぼやっとしたカラーになります。

余計なカラーが入っていないフラットに近いカラーで撮影しておくことで、編集時に好みのカラーにしやすくなります。

RAWやLOGで撮影しておくことで、カラー演出の自由度が高くなります。

まとめ

この動画では、動画撮影初心者でも映画のようなオシャレな動画にする為の撮影の7つのポイントご紹介しました。

安定した映像を撮る、カットを細かく分ける、被写体を3つのサイズで撮る、複数のカメラワークで撮る、撮影する時間帯を考える、ボケを作る、RAWやLOGで撮る…

この7つを意識して動画を撮影すれば、映画のようなオシャレなVlogにすることができるようになりますので、ぜひ実際にやっていただきたいと思います。

編集のポイントについては、次の動画で詳しく解説していきますので、楽しみにしていただければと思います。

このYouTubeチャンネルでは、動画制作初心者向けに動画撮影や動画編集など動画制作に関する情報をお届けしています。

参考になったと思っていただけたら高評価やチャンネル登録していただけると嬉しく思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

それでは、また次回!

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